こんにちは、「30sta!」編集長の杉山です。
新型コロナ禍のなかで増えている、リモートワークによる副業やプロボノ、社会人インターンプログラム。
もともと、Webライティングやデザインなどの副業に関してはリモートワークが当たり前でしたが、最近は、人事やマーケティングなどの課題を解決する副業も、オンライン会議ツールを使っておこなわれています。
とくに子育てや介護などで外出しづらい30~40代の人にとっては大きなチャンスといえるでしょう。
ただ、副業もプロボノもインターンも、リモートワークでおこなうのは、まだまだ手探り状態。
対面と比べてコミュニケーションが取りづらいので、意思の疎通が上手くいかなかったり、人間関係がつくりづらかったり、といったことが起こりがちです。
このようなケースを防ぐために、リモート副業やプロボノなどのマッチングサービスでは、さまざまな工夫をしています。その工夫によって、実際に会ったことがない人同士でも、スムーズに仕事が進んでいます。
もくじ
「心理的安全性プログラム」で地方企業と副業人材の心の距離を縮める
たとえば、主に40代以上のビジネスパーソンと地方企業の副業をマッチングしているJOINSでは、自社で「心理的安全性プログラム」を開発しました。
副業人材と受け入れ企業の社員が、働く前に、「人生に影響を与えたこと」「それにより手放したこと」など、自分の人生の出来事をシートに書き、見せ合います。これをするだけでも、互いの心の壁が溶け、副業人材がのびのびと働けるようになるそうです。
「議論を進めるためのワークシート」で、オンラインディスカッションも活発に
また、リクルートキャリアの「サンカク」は、企業の課題解決に関するディスカッションに参加できるサービスで、最近はオンラインディスカッションをおこなっています。その際、初対面の人同士がオンラインでも議論できるように、「議論を進めるためのワークシート」を開発しました。
「化学反応型」「相互理解促進型」「因数分解型」など、議論のテーマに沿って、オーダーメイドのワークシートを用意。このシートを使うかどうかで、議論の活発度がまるで違うそうです。
地域密着のコーディネーターがサポート
また、地方企業やNPOでの副業をマッチングする「ふるさと兼業」では、全国各地に地域のコーディネーターがいて、参加者と地方企業・NPOの間に立って、マッチングの調整をします。応募時はまず地域コーディネーターと面談があるので、その場でさまざまな疑問を解決できますし、その後も相談に乗ってもらえます。
始める前に、サポート内容もチェック
すでにリモートワークでの副業やプロボノなどに慣れている人は、このようなサポートはとくに必要ないかもしれませんが、初めて挑戦するときにはそうしたサポートが合ったほうがスムーズにできるかもしれません。
サポートの内容は、副業などを始める前には見過ごしがちですが、人によっては意外と重要になってくるので、この点もチェックすると良いでしょう。