【オンラインディスカッションでキャリアアップのチャンス!?】リクルートキャリアの「サンカク」、オンライン版を始動! 好評の裏にある仕組みとは…?

こんにちは、「30sta!」ライターの立岡です。

新型コロナウイルスによる影響が長引いていますが、この機会に自分を見つめ直し、「今の仕事を続けるべきか」と悩んでいる人もいるのではないかと思います。ただ、先行き不透明ななか、転職を決意するのは簡単ではないでしょう。

そんな悩みを抱える人は、リクルートキャリアが展開する「サンカク」に挑戦すると良いかもしれません(https://sankak.jp/)。

自分のキャリアを活かして他の会社のお仕事にチャレンジできるサービスで、そのオンライン版が2020年3月にスタートしました。

オンライン版の参加をきっかけに、早くも継続的に他社のプロジェクトに参加する人も生まれているとか。一体、どんなサービスなのでしょうか。責任者の古賀敏幹さんに、オンラインで取材をしました。

「サンカク」の責任者である古賀敏幹さん(※写真は2018年の取材時に撮影)

社会人向けインターンシップ、「サンカク」とは?

そもそも「サンカク」は、「新しいフィールドで自分の可能性を試してみたい」というビジネスパーソンが、気になる企業の業務の一部に、グループディスカッションなどの形で参画できるサービスです。

2014年に始まり、2018年からは「社会人インターンシップ」と「スポットディスカッション」の2種類がおこなわれています。

共通しているのは、事業課題についてのディスカッションを数時間~数日にわたっておこなうこと。参加企業は、誰もが聞いたことのある大手広告代理店や化粧品メーカーから、話題のベンチャー企業など幅広く、議題も地方創生や人事戦略、マーケティング戦略など多種多様です。

異なるのは、
「スポットディスカッション」は、経験や知見のある人が求められることが多いのに対し、
「社会人のインターンシップ」は、経験や知見の有無に関わらず挑戦できること。

さらに、「社会人のインターンシップ」は、ディスカッションで活躍した人に、「後日、企業側からスカウトが届く可能性がある」ことです。企業と参加者、お互いにニーズがあえば、そのまま継続的にプロジェクトに参加することになったり、転職につながったりすることもあります。

ITベンチャーから銀行まで。自宅で企業の課題解決にチャレンジ

オンライン版は、この2つのサービスのうち、「社会人インターンシップ」を、Web会議ツールを使っておこないます。

この原稿を執筆した時点では、次のようなプログラムがありました。

◎日立製作所 (2020年7月11日(土) 13:00〜18:30)

AI・データサイエンス技術を用いた社会イノベーション事業を体感できるワークショップを開催。「アフターコロナにインバウンド需要が戻ってくるためには?」。観光データ等を活用し、そのアプローチ方法をディスカッションします。

◎Timetree(2020年5月22日/29日(金) 19:30〜22:30)

登録ユーザー数2000万人を超えた人気タイムスケジュールアプリ。そのサービス企画担当者の一人として、このアプリをより一層使いたくなるアイデアを出し合います。創業社長も参加予定。

◎千葉銀行(2020年5月30日(土) 13:00〜17:30)

銀行が保有している顧客データを活用した新規ビジネスのアイデアを、行員を交えて、参加者同士でディスカッションします。

◎ベルフェイス(2020年6月8日(月) 19:30〜22:30)※懇親会の時間も含みます

電話を使ったオンライン商談システム「BellFace」で国内NO.1シェア。当日は「BellFace」で解決できる課題をワークで体験した後、このシステムを使った営業革新の方法を、参加者同士でディスカッションします。

すでにチャンスを掴んだ人も! オンライン化で、海外や地方からの参加も

形式こそオンラインになりましたが、基本的なことは変わりません。『ディスカッション後にスカウトが来て、その後のキャリアの発展に繋がる可能性がある』のも同じです」と古賀さん。

すでに、オンライン版に参加された方のなかには、終了後に転職や副業など、継続的な関係性に向け話し合いが進んでいる方々もいるそうです。

自宅にいながら、他社のリアルな課題解決に挑戦できる上、新たな進路も拓ける可能性もあるわけですね。

オンラインで参加できることで、地方の人にもチャンスが広がっています。すでに数回開催したところ、地方からの参加者もいるそうです。なかには海外から参加する人も。参加者の平均年齢は32歳で、30代、40代の幅広い年齢層に広がっています。

オンラインでディスカッションが成立する? 

ひとつ気になるのが、
「初対面の人たちがオンラインで集まって、ディスカッションが成立するのか」ということです。

話し合いがうまく行かず、低調な内容に終われば、せっかくの業務経験が積めませんし、継続的な関係性も生まれにくくなってしまいます。。

「確かに、オンラインでのディスカッションは、さまざまな問題点があります。一つは、『自分の発言が参加者たちにうまく伝わっているのかわからない』こと。また、『議論が進展しているのかがよくわからない』こともあります。だから、発言をしていいのか不安になり、新しいアイデアが生まれない、という悪循環が起きがちです。

そこで、私たちは、オンラインコミュニケーション関連の研究論文などを参考にしながら、初めて会った人同士が、オンラインでも活発にディスカッションできる仕組みを開発しました」

オーダーメイドのワークシートによって、その不安を解決

その仕組みの核となるのが、「議論を進めるためのワークシート」です。

まず、古賀さんたちは、議論の型を、以下の3つに分類しました。

  1. 「化学反応型」…アイデアとアイデアを掛け合わせ
  2. 「相互理解促進型」…対立するアイデアの背景を探る
  3. 「因数分解型」…ひとつのアイデアを分解していく
出典:株式会社リクルートキャリア いま知ってほしい「働く」のこと

企業やテーマごとに、「どの議論の型で議論をすれば、議論が活発化するか」を考え、議論を進めやすくするワークシートを、オーダーメイドで作成。それに則って議論を進める仕組みを作り上げました。

以下は、化学反応型のワークシートの一例です。

まずは、決められたテーマに関して、「どんなアイデアが考えられるか。それは誰のどんなニーズを満たすのか」を、参加者たちがシートに書き込みます。与えられた時間は5分間。シートはオンライン上で共有しているので、他の人が書き込んでいる様子も見られます。

時間が来たら、次はアイデアを広げていきます。シートに書き込まれたアイデアを元に、2つ以上をくっつけて新しいアイデアを生み出し、再びシートに書き込んでいくのです。

このように進めていくと、アイデアが考えやすいだけでなく、どんな意見が出ていて、議論がどう進展しているのかが可視化されます。だから、新たなアイデアを思いつきやすくなり、発言しやすくなるのです。また、自分のアイデアを使って、参加者たちが新たなアイデアを出すと、『伝わっている』という実感が湧くので、モチベーションが上がり、発言をしたくなります

企業側にとっても、このフォーマットに沿って議論を進めれば良いので、ファシリテーションが楽になります。ファシリテーターの力量に関係なく、議論が盛り上がるというわけです。

「参加者や企業の方からは、『誰が何を言ったか、可視化されているので、議論がしやすい』『新しいアイデアを生み出しやすく、白熱した議論ができた』という声をいただきました。オンラインでも良い議論ができる手応えを感じています。また、活発に議論ができるからか、参加者同士の関係性が深まり、オフラインでも会いたくなるようです」

チャレンジする人たちの集まりに身を置ける

オンライン形式でのサンカクを開発したことで、「コロナが収束した後も、多様なプログラムが提供できる可能性が広がった」と古賀さんは言います。たとえば、オンラインで平日の仕事終わりに議論をした後、別日にオフラインの打ち上げをする、といった具合です。

「正直、最初は、私たち自身がオンライン開催でも質の高い場作りができるか不安だったのですが、挑戦したことで、『オンラインでも全然できる』ことに気づけました。トライを諦めなければ、新しい可能性が生まれるんですね。オンラインのサンカクは、企業様も参加者の方も、『新しいことに挑戦してみたい!』という前向きな人の集まりです。『そういう環境に身を置きたい』『自分もチャレンジしたい』という方は、ぜひご参加ください!

こんな機会だからこそ、自宅で、自身の新しい可能性を探してみてはいかがですか?

【サンカク・オンライン版のポイント】

  • 自宅からオンラインで他社の課題解決にチャレンジできる
  • 参加者たちとディスカッションをおこなう
  • 初対面でも活発なディスカッションが生まれる仕組みがある
  • 参加は無料
  • 場合によっては、企業からスカウトが来ることもある

【問い合わせ先】

株式会社リクルートキャリア「サンカク」
https://sankak.jp/

立岡美佐子

立岡美佐子ライター

投稿者の過去記事

東京生まれ。早稲田大学卒業後、日本IBMにて3年コンサルタントとして働く。
その後、いろいろあって旅行系の編集者に転向。旅雑誌やグルメ雑誌などを中心に、編集や執筆に携わる。趣味は、海外ドラマ鑑賞、三味線、撮影。旅行の前日はだいたい眠れない。

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