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【自宅にいながら世界に挑戦】 タイガーモブの「オンラインプロジェクト」は、海外企業でのインターンがオンラインで可能。必須スキルが鍛えられる

こんにちは。「30sta!」ライターの竹中です。

新型コロナウィルスの感染拡大により、外での活動が制限されています。
「何もできない!」と思ってしまいがちですが、このような状況でも、自宅にいながらオンライン上で世界に挑戦できるプログラムがあります。

ベンチャー企業「タイガーモブ」の「オンラインプロジェクト」です。
https://www.tigermov.com/

「海外インターンシップ」のノウハウを生かしてオンラインプログラムを開始

これまで、同社は、世界40カ国の企業・団体で数週間~数カ月にわたって就業体験ができる「海外インターシップ」プログラムを300件以上、提供してきました。

※「海外インターンシップ」について知りたい方は、以下をどうぞ。姉妹サイト「30歳からのインターンシップ」の記事です。
http://30intern.com/archives/1018

しかし、外出自粛が続く中、海外への渡航は現実的ではありません。

そこで始まったのが、自宅にいながら、リモートで世界各地の企業の仲間となり、課題解決に挑戦する「オンラインプロジェクト」。

このような状況でも、歩みを止めずに成長できる機会となりそうです。その詳しい内容を取材してきました。

航空会社の立ち上げや、途上国の貧困問題の解決支援など、さまざまなプロジェクトが待っている

現在は、世界各地のプロジェクトが、20件ほど用意されています。

以下はその一部。1週間程度の短期プロジェクトもあれば、数カ月に及ぶ長期のものもあります。

『海外プロボノ』が、自宅でオンラインでできる。一言で言えば、そんなイメージのプロジェクトです」と話すのは、プロジェクトの責任者である中村寛大さんです。

オンライン化によって、社会人でも参加しやすくなった

オンラインプロジェクトは、これまでオフラインでおこなわれていた海外インターンシップとは、異なる魅力があります。

ひとつは、「仕事を持つ社会人の方でも、参加しやすくなった」こと。

オンラインプロジェクトは、すべてがリモートワークで、海外に移動する必要がありません。
週数時間から始められるプロジェクトもあるので、本業の合間を縫って参加できます。ミーティングの時間も柔軟に設計しやすく、もし現地との時差があれば、勤務後の夜の時間に組み込むことができます
「外出自粛によって通勤や飲み会が無くなっていると思いますが、その空いた時間をプロジェクトにあてることができるわけです」(中村さん。以下同)

オフラインではできなかった国のプログラムも

また、これまでインターンシップができなかった国のプログラムも始まりました。
「トーゴの高級布と京都の伝統技術をつなぐ起業家直下でのオンラインプロジェクト」はそのひとつ。
https://www.tigermov.com/internship/detail/636
入国制限やビザの影響により、オフラインでは実現が難しい状況でした。オンラインプロジェクトによって、チャンスの幅が広がりました。

重要な仕事を任せてもらえる。今後、不可欠な「オンライン業務推進能力」が鍛えられる

オフラインからオンラインに変わったからといって、プロジェクトの内容に遜色はありません」と中村さんは言います。

例えば、現在募集中の『中国でスタートアップ航空会社立ち上げプロジェクト』では、今年設立されたばかりの航空会社で、搭乗券発券システムの開発ができます。中国語か英語でやり取りしながら、航空会社にとって不可欠なシステムを構築するのは、またとない貴重な体験でしょう。

また、ケニアの『マイクロファイナンス事業拡大にリモートで挑むプロジェクト』は、アフリカの貧困脱却を目指す、日本人が設立したスタートアップ企業が舞台。日本の投資家に向けた広報活動だけでなく、支店の出店計画の策定やマネジメントにも携わることができます。

「現在、受け入れ先企業の現地社員も在宅勤務となっているので、日本からオンラインで参加しても、現地の社員とあまり変わらない環境です。そのため、インターンで参加する人でも、仕事の一部だけではなく、全体の統括を任されることもあります

オンラインで業務を推進していく能力は、コロナによって変化した社会に活きる上で必須の能力になる、と中村さんは推測しています。

「今後は、会社に出勤して仕事をするだけでなく、オンラインでプロジェクトに携わり、課題を解決して前に進んでいくようなスキルが、普遍的になってくると思います。海外の人々とのオンラインプロジェクトは、そのスキルを鍛える上で、うってつけの経験といえるでしょう」

語学力が要らないプロジェクトもある

海外でのプロジェクトというと、気になるのは、「どのぐらいの語学力が必要か」ということ。
プロジェクトによっては、外国語スキルが必須なものもありますが、日本語だけで進められるものもあるそうです。語学に自信がない方でも挑戦できます。

オンラインプロジェクトへの参加頻度、日程などは、受け入れ先の企業と話し合って柔軟に決めていきます。その前段階として、スタッフは参加者から、どんなことをやりたいのか、どんな貢献をしたいのかをヒアリング。それを踏まえて、よりその人に適したプロジェクトを提案することもあるそうです。

分からないことがあれば、フレンドリーなスタッフがサポートしてくれる

30代以上のビジネスパーソンが数多くエントリー

現時点では、5月から開始される第1期のプロジェクトの参加者を募っている段階ですが、参加希望者は着実に集まってきている、と中村さんは言います。従来のサービスでは参加者のほとんどが大学生でしたが、本サービスでは、社会人の応募が増加。30代以上の参加者も多く、民間企業の管理職や公務員など、さまざまなバックグラウンドの人が集まってきているそうです。

「オンラインになったおかげで、参加の敷居が低くなったと思われます。現地に赴くことがないので、安全が保障されて、参加に対する心理的ハードルが低くなったことも挙げられるでしょう」

参加費用(2020年5月時点)は、期間を問わず、社会人は5万円(税抜)、学生は3万円(税抜)です。

自分には何もない? 異なる環境に身を置くことで、意外な強みに気づける

中村さんは、「オンラインプロジェクト」に参加することは、アフターコロナ・withコロナの世界を生き抜く上で、大きな意義がある、といいます。

「今後は、仕事において、より一層、個人の能力が重視される流れに変わる、と予想しています。参加者の方からは、『もし会社が無くなったり、会社内の事業が変わったりしたら、自分に残るものが分からない』という声を聞くのですが、そうした方ほど、『個人として何ができるのか』、 自分の中で見つめ直す必要があるでしょう。
その方法として、オンラインプロジェクトは非常に良い体験だと考えています。これまで会社で培ってきたスキルや経験が、外の世界でどのくらい通用するのかを検証する機会になるはずです」

オンラインプロジェクトに挑戦したことで、「これまで気づいていなかった自分の強み」に気づく可能性も大いにある、と中村さんは言います。

「これはオフラインの海外インターンシップに参加された方の例ですが、会社では『感覚派』と言われていた方が、インターンシップ先では『ロジカル派』と言われて、驚いていました。人の強みは環境によって大きく左右されるもの。違う環境に身を置くことで、これまで埋もれていた強みや個性が見つかることは少なくありません。
オンラインプロジェクトでもそれは同じです。自分でも気づかなかった強みが認識できれば、自分に自信がつくし、今の会社にしがみつく必要がなくなります。ぜひその感覚を味わっていただきたいです」

皆さんも、オンラインプロジェクトに挑戦して、新時代を生き抜くための自分の強みを見つけ出してみてはいかがでしょうか。

オンラインプロジェクトの説明会もおこなわれているので(直近は5/10に開催。https://www.tigermov.com/info/detail/537)、ご興味がある人は参加してみてください。

【タイガーモブ・オンラインプロジェクトのポイント】
・オンラインで世界中の企業課題に、自宅から挑戦できる
・期間と参加頻度が柔軟に決められるので、社会人でも参加できる
・参加費用は、社会人は5万円(税抜)
・オンラインで業務を推進していく能力を鍛えられる
・“個人として何ができるのか” を見つめ直す機会が得られる

【問い合わせ先】
タイガーモブ株式会社
https://www.tigermov.com/

 

ABOUT ME
竹中唯
長野県生まれ。信州大学人文学部卒業。7年の会社員を経て、2019年より個人事業主としてライター活動開始。これまでインタビュー記事(働き方、病院運営、住宅、採用ページなど)やレビュー記事を執筆。 2012年〜公的保険機関にて病院経営に関する保険料算定審査、2016年〜部品製造工場にてリスクマネジメント、業務改善などに従事。30歳で副業ライターを始めて今に至る。山に囲まれる人生、海を見るとはしゃぐ。 ポートフォリオサイトは、https://taonagano.amebaownd.com/